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国立市認知症の日10/20(土) 参加します!②

国立認知症の日のイベントに対する
主宰のおきの言葉です↓


街劇団えんがわカンパニー主宰のおきなお子と申します。

「はじめまして」かもしれませんが、実はわたし達、約8年前からこの国立で、
演劇のワークショップや『まちなかエンゲキ』をして演劇で街と遊んでいます。

そして、4年前の市制40周年には、1年かけて街の人にインタビューを重ね
『わが街~くにたち』という国立50年の物語を、ここ芸小ホールにて上演しました。

その作品のなかには新田先生のインタビューから生まれたシーンもあります。
なので「ただいま」という懐かしさでいっぱいです。呼んでいただけて本当に光栄です。

こんかいの「認知症」について寸劇づくり、はじめは
「自分や家族がなったら、どうしよう」とただもがいてばかりいました。

でも介護経験のある方やケアマネージャーさんにお話しを聞いたり、施設にお邪魔したり、
そして新田先生にも教えていただき、まずはわたし達自身がすごく変わったと思います。

忘れてしまうという人の世界に入るために、
理屈も社会性も時間も常識もとりあえず今は余所においておこう、
という感覚をほんのちょっぴりだけど学んだ、贅沢な人生の予習でした。

「どうして大切な人や思い出、そうして自分を、忘れなくちゃいけないの?」

「まっさらに新しくなって、また、生まれてきてね」

神様がそう言ってくれるか、生きている間はわからないけれど。


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